建物は竣工した時点から劣化が始まります。また、時代により消防法や耐震基準の改正などにより、性能・機能もレベルアップしていきます。
劣化部分を補修し、初期性能の回復を図る維持保全のみでなくその時代に求められる性能・機能を取り込んだ改修を行う必要があります。
《建物の改修工事前の調査・診断~改修工事》
<調査・診断>
1劣化・損傷調査
外装材等の落下予防を含む、部位ごとの劣化・損傷・汚染の調査
2構造・耐震調査
耐久性・耐震性・用途変更の可否の調査
3設備機能調査
給排水管のセンサー調査、電気・空調等の性能調査
4その他
アスベスト使用の調査
<改修工事の項目>
●外装工事
タイル、モルタル、打放しコンクリート等の補修
[浮き、ひび割れ、欠損、汚れ、中性化等]
●建具・金物工事
サッシ、ドア、パネル、格子、手すり等の補修
[漏水、錆、変色、割れ、欠損、汚れ、作動性、安全性、変形等]
●内装工事
床、壁面、天井、階段、水廻り等の補修
[汚れ、カビ、浮き、剥離、変形、化学変化等]
●設備工事
給排水・衛生設備、空調換気設備、電気設備、消防設備、防災設備等の補修、排水管の高圧洗浄
[耐久性、安全性、快適性、性能等の回復・維持]
●躯体工事
鉄筋腐食の予防、コンクリートの欠損、耐震補強
[鉄筋腐食の抑制、露出防錆と耐力性能の回復、柱、梁等の補強]
●防水工事
シーリング材の劣化・効果、屋上防水層の改修
●塗装・防錆工事
鉄部:錆、剥れ、付着力の低下、ふくれ、割れ、変色等