前川國男は「ル・コルビジェ」「アントニン・レーモンド」の元で学び、戦後の日本建築界をリードした昭和期の建築家。丹下健三は彼の弟子にあたる。戦前戦後を通して、日本の近代建築に大きな足跡を残した。
代表作である東京文化会館は、東京に存在する本格的なクラシック音楽ホールとしては初期のもの。特にファサード(建物の正面外観)はコンクリート打放しの大きな庇が美しい。
東京都台東区上野公園5-45
JR「上野駅」公園口から徒歩約1分
新宿の中心街に建つ商業ビル。各階のベランダの美しい打放しが印象的だったが、現在は塗料で補修されている。いちばんの特徴は、1階の道路と建物のあいだに設けられた小さなスペース。ミニ広場の効果を造りだしています。
東京都新宿区新宿3-17-7
JR「新宿駅」東口徒歩3分
地下鉄丸ノ内線・副都心線・都営新宿線「新宿三丁目駅」徒歩1分
1961年に31メートル(※1)の高さ制限が撤廃され、容積移行の時代と呼ばれたころの作品。当初の計画は高さ130メートルで地上32階であったが、「皇居を見下ろすとはけしからん」という理由から"美観論争"が巻き起こり、なかなか建築確認が出されなかった。結局、高さ100メートル以下に下げて建設された。
(※1)31メートルの高さは、昔の100尺(1尺=30.3センチ)にあたり、はしご等、消化活動の限度の高さであった。31メートルはせいぜい9~10階建てであった。
東京都千代田区丸の内1-2-1
JR「東京駅」徒歩1分
(工藤)
・自邸(1942年/東京)
*江戸東京たてもの園に移築
・公団阿佐ヶ谷団地(1958年/東京)
・国立国会図書館(1961年/東京)
・埼玉県立 歴史と民俗の博物館(1971年/埼玉県)